女性のキャリア・生き方は100通り~ドイツ駐妻レイの選択3~

キャリア



第1回目の記事『20代の私が大手上場企業を辞めるまでの中で、「仕事内容が合わず、働く意義、目標を見失ってしまった」という話、そして、第2回目『日本と海外のキャリア形成の違いと、日本企業の課題』では、「自分に合っていないことを仕事にしていると、自分の力を最大限に発揮することは難しい。負のスパイラルを作り出してしまい、仕事も、プライベートも上手く回らなくなる」というお話をさせて頂きました。


こういった私の失敗、つまずきを踏まえ、第3回目は、就活中の大学生・高校生、転職検討中の若手会社員に向けたアドバイスとなっております!

大切なのは「会社」ではなく、自分が担う「仕事内容」

「会社」選びではなく、「仕事」選びでキャリアの選択を



私の失敗は、まず新卒時の“仕事”選びにありました“仕事”選びではなく、“会社”選びをしてしまったのです。自分自身が社内でどんな仕事をするのかあやふやなまま入社してしまいました。


私の場合、自分が赴任してみたい国に大きな拠点があるという理由だけでその会社を選んでしまったのです。海外駐在員になりたいという理由から、まだ女性の海外進出が少ない業界を選べば逆に女性でも海外に行かせてくれるだろうという目論見がありました。 そして、海外駐在を実現したという観点からすれば、この選択は誤りではありませんでした。

業界の構造、社内のキャリアルートは外からは見えにくい。よくよく確認を



しかし、仕事内容が私の性に合っていなかったのです。営業やマーケティングを望んでいましたが、この会社では、入社後20年は経理業務がほとんど。社内での人材の流動性が非常に悪く、業界としても、年配の男性(男性の中でも特殊な方々・・・)でないと、営業職は難しかったのです。


でも、なかなか20代そこそこで、こういった業界の構造的な奥深いところまで、普通は理解できないですよね。


ですから、みなさんには、ぜひ、会社ではなく、自分自身が担当するであろう仕事内容をきちんと確認し、見抜いた上で、就職先を決めてほしい!そう願ってやみません。

身に付けたいスキルを考えて選ぼう

もしフリーランサーや社長になるとしたら、必要なスキルは??



若い皆様に届けたい言葉、それは、「フリーランサー(もしくは社長!)になったつもりで、身に付けるべきと思うスキルを磨いてほしい!」ということです。


私自身、企業勤めにおいては会社内でのスキルは身についても、私という一人の人間として、スキルは身に付くのだろうか、という問いがありました。もちろんビジネスマナー、法務の知識、英文契約書作成スキル等、大手企業で叩き込まれたことの全てが、現在に至るまで非常に役に立っており、私の自信に繋がっています。


しかし、自分の肩書を考えると、 「一体私は何だろう、バックオフィスとしては、一通りのことをこなせるけれど、何かのエキスパートではない。結局、オジサン達のサポートのプロ?こういったこともビジネスチャンスにはなるのかもしれないけれど、本来、自分がなりたい姿ではない!私は一体なんなの!?」と自問自答してしまうのです。


その一方、高校時代の友人がアメリカの大学を卒業し、20代で結婚出産、下のお子さんを保育園に入れた後、今までのキャリアを活かし、起業していました。自分のキャリアも家庭も両方きちんと築き、子育てと仕事を両立させていたのです。


私が大手企業で体調も崩し自信も無くしていた時、そんな彼女の姿に衝撃を受け、日本企業のサラリーマンという独特の働き方からは、一度距離を置こうと決意したのです。

日本にJob Descriptionはないけれど、専門性を身に着ける選択はできる



私と彼女の違いはやはり、自分の専門性があるかどうか第2回目の記事でご紹介した通り、日本以外の国では、「Job Description」に則って、自分のキャリアを構築し、必然的に、自分の専門分野が作られるのですね。


日本の多くの企業では「Job Description」が明言されているわけではありませんが、きちんと自分で選択を重ねていけば、専門性は身に付けられます。ぜひ、自分が独り立ちした時の姿を思い描きながら、身に付けるべきだな、と感じるスキルを学べる会社(本当にその部署、部門に配属されるか確認して)選んでほしいと思います。


いつも自分で、きちんと線路を引いて、近い目標で良いので、ゴールを設定してあげてくださいね。

就活中の大学生・高校生、転職検討中の若手会社員へ贈る言葉



私自身、とってもとっても遠回りして、トンネルも掘り、地下にも潜り、常に何かを追い続けているような状態です。家族をもってから、時間の制約や金銭面の制限ができてしまったことも事実です。しかし、私の世界は、主人の人生、子供の人生と3倍に膨らみ、視野が広がり、そのおかげで、得意な事とやりたいことも見えてきました


何が起こるかわからないのが人生。何はともあれ、楽しんだ者勝ち! 自分を信じて、人生をクリエイトしていって下さいね!



この記事を書いた人
Chuzuma-Ray

▶元上場企業勤務。社内初の女性総合職で社内初の海外駐在員▶現在はドイツで子育て中▶シンガポールとインドネシアの二か国の駐在経験、ドイツでの子育て経験を踏まえ、日本の課題と未来を語ります。

Chuzuma-Rayをフォローする
キャリア女性キャリア駐妻・駐夫
Chuzuma-Rayをフォローする
Wherever we are
タイトルとURLをコピーしました