ちゃんと仕事をしている大人な私たちが、夫婦の会話でも幼稚園児にならずにすむ方法

生き方



SNS上でも、夫婦の揉め事は本当によく取り上げられていますし、こういった話題がバズっているのを目にすると「ああ、やっぱり、どこの夫婦も多かれ少なかれ色々な調整の上に成り立っているのだなあ」と思う次第です。


私も決して「不満やストレスなく100点満点!」で生活しているわけでなく、共働き、ワーママをする上で、皆さんと同じような不満やストレスを感じていた時期もあります(そして、現在でも別にゼロというわけではありません)。


ただ、ある時、夫婦での会話を少しだけビジネスライクにしてみると、自分でもびっくりするほどに、大人の会話でコトを進めれるようになり、それ以来「家庭内のイライラを消耗する」ことを、随分と肩の力を抜いてできるようになりました。よって、本日はそんなちょっとしたTIPSをご紹介させていただきます。

家庭内のモメごとはビジネスマインドで解決する!



仕事で身につけたスキルをもっと私生活に活かしましょうよ」ということです。


私たち世代は、会社組織に総合職として入社することも一般的になり、多くの女性が男性と同じように社会人としてのトレーニングを受け、経験値を積んできた世代かと思います。それらスキルは、非常に専門的なスキルも含まれますが、それ以上に、ロジカルシンキング、論点を整理する力、文章にまとめる力、説明・説得する力など広く一般的なスキルも含まれていると思います。


これらスキルはビジネスシーンのみで利用されるものと思いがちですが、こういったスキルをもっと、プライベートにも活かしていってはどうか?と思ったわけです。


例えば、家事育児役割分担の話を夫婦間でもめた・喧嘩したという話、ワーママの友人と話せばこれらの話で数時間盛り上がります。でも、こういった会話を聞いてみると、非常に感情的なやり取りになっているケースが多く「とってもわかる!」という部分もありながら、冷静に考えると「組織で立派に仕事をし、恥ずかしくない年収をもらっているいい大人同士が、家庭での会話は、どうしてこんな幼稚園児みたいなやり取りになってしまうのだろう」という疑問です。


前段で述べた、十分なビジネススキルを身につけ立派に仕事をしているのに、そんな能力は一切葬られ、テレビでは放映できないような罵声を飛び交わしてしまうなんて本当に残念ではないですか?

言い合いの後の自己嫌悪感イヤではないですか?



私自身も、過去パートナーに対して罵声を発したこともありましたが、そのようなやり取りの後「良い話し合いができたか?」「問題が解決されたか?」「自分も相手も納得できたか?」というと「答えはNo」。自分自身も、なぜあんなイライラして声を荒げてしまったのかと、逆に自己嫌悪に陥る始末です。


やっぱり感情的に議論しても百害あって一利なし。「実のある議論」をするためには、夫婦関係とはいえ、論理的に仕事のように対応した方が、よっぽど効果的だと思ったのです。そして幸いにも、そうしたスキルを私たち世代は十分に仕事を通じトレーニングを受けているということです。

例えば、こんな感じ!



例えば、私は、家事育児役割分担の現状分析を可視化し、改善策と要望としてパワーポイントにまとめて提示しました。


出産前、夫50:妻50で家事分担を協力して担当していた私たち夫婦でしたが、出産+育休のたった数ヶ月で、私が自宅にいる生活に慣れてしまい、復帰後は夫10:妻90くらいに。これではダメだと思い、家事育児に関わる工数をすべて算出。一回にかかる所要時間と一週間に発生する頻度から工数分析をしました。そして、夫婦が共にムリなく取り組めるゴールを設定し、その理想に近づくにはどうしたらよいか?ということを纏めたわけです。


つまり、現状分析とゴール設定からギャップを算出、やらないこと、外部を頼り省力化すること、夫が担当すること、私が担当することを明確にしたということです。


プレゼン資料をもとに、パートナーとの話し合いに臨んだ私は、これまでとは違い、感情的になることもなく、極めて冷静に自分の思いを伝えることができました。そして、そういった冷静な議論ができたおかげで、どのポイントに私自身が一番課題に感じているかなど、彼の中でも私の状況への理解が深まり、改善の一歩を踏み出せたのです。このプレゼンをきっかけに、現在では、家事分担も正常化し、夫50:妻50という私が理想と考えるバランスを取り戻すことができています。

要望をプレゼン形式にするメリットは、こんなにもあるんです

クールダウンで冷静に~紙にまとめる段階で、落ち着きます~


おおよそ書き始める時が、イライラの絶頂期(笑)。つらつらと書き始めて15分もパソコンに向かってみると、イライラのピークは収まるので、あら不思議。この「書く」という作業の中で、情報を整理している間に自らの振り返りの時間があり、冷静になるように感じます。


思わず「プチっ」とキレてしまい1時間言い争いに・・・そんな状況とはおさらばです。

とにかく論点がはっきりする~ムダな罵声よ、さようなら~



だいたい感情的に会話をすると、会話の内容の9割くらいは無駄なのではないかと感じます。言った言わないの議論とか、その言い方が気に食わないとか(笑)あげたらきりがないのですが、結局このやりとりって必要ですか?冷静になると「マジで、時間のムダ!」って感じですよね。


そんな会話のキャッチボールを無意味に繰り返すより、私の伝えたいことは「これ・これ・これ」、あなたにアクションしてほしいことは「これ・これ・これ」となっていた方がずっとシンプルです。

こちらの主張が明確になる ~「結局、何が言いたいの?」って言われないように~



男性側の主張でよく聞くことは「あっちこっちに話題がいき、結局、何が言いたいのかわからなかった」というもの。それでは、何も伝わらず、ただただケンカの後味の悪さだけ残るだけ。Next actionがあるはずでもないので、状況は改善しません。


だから、口頭でだらだらと話始めるよりも、プレゼン資料にまとめていれば、話したいことだけを明確にできます。そして伝えなくてよいことは伝える必要がないのです(そう、罵声も含めて!)。


数字に落として可視化してみる~男性は数字・ロジックに弱い(笑)~



家庭を一つの組織として見てみると、必ずそこには「時間・金・モノ・人」の動きがあり、それを軸にある程度、係数化・可視化できることがほとんどです。


何が原因で私は不満に感じているのか?何をストレスと思っているのか?実は、そもそも自分でもわかっていなかったりも。己の整理ができぬまま、相手に伝えるのは不可能ですので、まず係数化・可視化してみると本当にポイントが見えてくることも多いように思います。


そして、男女の性差?脳の構造上の違いだと思いますが、男性は数字で見せられると(論理的に攻められると)とことん弱いと思います(笑)。

伝え漏れがない~後悔の元を根絶しましょう!~



過去、私がよく経験したのが、話し合いの後で「あっ、しまった、これも言っておけばよかった!」「このことも言ってたら、言い負かせたのに!」というもの。そして伝え忘れた自分に対してイライラします。


プレゼンする前には、書くことを整理する時間があり、整理している間も「このエピソードを入れておこう」「この論点の前には、この事例があった方がいいな」など、とてもクリアになるわけです。

時間を取って纏めた情報だからこそ「後で後悔!」の確率は、とても下がります。

導きたいアクションが明確に~結局、改善したいのはナニ?!~



ただ聞いてくれれば満足というケースは除き、多くの喧嘩の先には「パートナーの行動がこう変わってくれたら嬉しい」という目的があるわけです。つまりビジネスシーンにおいて、顧客なりサプライヤーに、このプレゼンの後には「商品を購入してほしい」や「安くしてほしい」といった期待するアクションがあるのと同様です。


この家庭内でのプレゼンの後でも、パートナーに期待するアクションを意識しながら作成することが大事。話し合いの後で「そうだね、じゃあ僕はここを改善するね」ってなるのが、この話し合いが成功に終わったということかと思います。

ちょっとした意識だけ・・・だって既に経験もスキルもあるのだから


社会という組織の中で、十分なトレーニング・経験をすでに積んでいる私たちワーママ世代にとって「大人の会話を夫婦ですること」はそんなに難しくないはずです。


でも、その経験値とスキルを家庭に持ち込むことは、意識的にやらないとできないことなのです。
仕事とプライベートを切り分ける必要はなく、仕事で手に入れた能力をもっと積極的にプライベートで活用してもらいたい。こうしたTIPSで、悩み多き共働き夫婦の課題解決が少しでも進めば嬉しいです。

この記事を書いた人
155naicai

▶︎ 女性のキャリア・生き方を考えるマガジン Wherever we are の管理人 ▶︎ ちょっと前までバリキャリ商社ウーマンでワーママ。2019年に起業、現在はアメリカ在住 ▶︎ 自身の東南アジア駐在、中国留学、アメリカ生活などの海外経験に基づき、海外経験から学んだ価値観も踏まえながら、キャリア・生き方・働き方など情報を発信中

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