海外対応、海外出張、海外駐在、体力勝負の「海外キャリア」と「加齢」の関係性

Career




学生の頃、叶えたかった憧れの姿。



それは・・・スーツケースと携帯電話を片手に、空港を歩く姿だったわけですが、今度は叶えてみると別の課題が出ていたという話しです。つまり・・・・ 今回のテーマは、「海外キャリア」と「加齢」です。




「加齢」と書くと、ドキっとしますね(笑)




女性の総合職採用が活発化したのが2005年ごろだとすると、その世代がようやく30代の後半に差し掛かろうとしている渦中です。




この問題、今後、20代、30代前半を、海外とのやり取りの第一線で働いてきた方で、悩まれる方も多くなるのではないかと感じています


海外キャリアに、一番求められるのは「体力」




さて、海外キャリア、海外駐在に最も求められる資質は何だと思いますか?語学力?コミュニケーション力?異文化適応力?、もちろんこういったスキルや能力もとても大事です。



しかし、これ以上に大事なもの、それは『体力』であること、間違えありません




こちら、私が依然ツイートした内容です。



体力勝負の海外キャリアの実態



商社やメーカーなどの海外営業となると、どの様な点が、普通の働き方と変わってくるでしょうしょうか。

体力勝負の海外キャリア ①時差対応




日本の本社から、世界のどこかの関係者とやり取りすると、必ず時差があります。




テレビ会議や電話の時間、本社と子会社というようなパワーバランスで、日本の時間に合わせてくれることもあるかもしれません。




しかし、ヨーロッパやアメリア拠点の「客先」となれば、こちらが相手国の時差に合わせる必要が出てくることもあります。そうなれば、深夜や早朝に対応することになることもあるでしょう。




そのようなやり取りが日常茶飯事となると、変わらない本社での8時間の労働時間にプラスαされ、労働時間が長い状況が恒常化します



体力勝負の海外キャリア ② 海外出張の対応




海外出張は、「長時間の移動時間、時差ボケ、会食」の3点セットです。




まず、時差。出張となれば、時差はつきものです。




ヨーロッパやアメリカなどの出張先となれば、10時間以上のフライトもザラ、そして到着して出迎えてくれるのは、昼夜逆転の時差です。




そして、そんな時差はお構いなしに、限られた時間の中で、ミーティングや会食が組まれます




日中、出張先で自分のPCと落ち着いて向かい合うような時間はないため、どうしてもメール返信したり、レポートを作成したりなどの作業はこの会食後、深夜ホテルで黙々とこなすことになります。




そして、帰路もまた、長時間のフライトではじまり、到着すればまた時差ボケが待っています。




今でこそ、早朝便で帰宅の場合、一度自宅に戻って・・・というやり方が一般的になりましたが、ひと昔前は、このまま出社するのが当たり前的な雰囲気がありましたから、昔のサラリーマンの体力とは底知れません。



体力勝負の海外キャリア ③海外駐在もかなりハードワーク




海外駐在中も、この「体力を削りながら働く」となりがちな方は多い様です。




駐在先ともなれば、連日の出張者や客先の対応、現地コミュニティとのリレーションづくりの為、夜の席も増えるでしょう。



拠点のカバー範囲が広く、週に何度も飛行機に乗り移動が必要というような状況もあるかと思います。東京にいた頃のように、「たまに」行く出張から、出張することが日常となってくると、もうそこにワクワク感などありません(笑)




出張者が増えれば、土日などの週末もの空港ピックアップ含めたフォローが必要となる状況も増えるかと思います。




もちろん、海外拠点のオフィスで、デスクワークが中心という方も多いので、一概には言えませんが、よりハードワークとなるという傾向は強いと感じます。



体力勝負にどうやって打ち勝てば良いか?!




さて、20代、30代前半の頃は、このようなハードな働き方をしていても、大変だと感じるタイミングこそあれ、「若さ=体力」という資産により乗り越えることが出来ます




しかし、これが、30代中盤、後半となってくるといよいよ状況が変わってくるのです。



20代と違い、気合いと気力で乗り切ってきた働き方というのに、どうしても無理がでてきます。



そして体力的に、体がついていかなくなるという課題が30代も半ばを過ぎると顕在化してくるように感じるのです。


そもそも、日常生活だけで体力が奪われている状況





そもそも、家庭と仕事の両立という日常生活だけで、いっぱいいっぱいの方は多いのではないでしょうか。



つまり、30代中盤ともなれば、出産、子育てとなり、そもそも日常の共働き・家庭運営だけでもかなりの体力を奪われている状況です。




そこにプラスαして、夜間のテレビ会議が入ってくるわけですから、なかなかハードであることは想像いただけるかと思います。




そして、出張となれば、上述の取り、長時間の移動、時差対応などでスレスレの状況になりながら、帰国するわけです。




帰国して待ち構えるのは、「遊んで~」という声。もちろん、子育てする身としては幸せなことこの上ないわけですが、時差ボケを直す暇などなく次の出社となります。



大変なのは自分だけでなし、負担はパートナーにも




そして、その負荷はパートナーにもかかってきます。



出張ともなれば、パートナーが中心として家庭を回していくことになり、パートナーがワンオペ状態となります。ベビーシッターや両親などの第三者の手を借りながらだとしても、負荷がかかることは明らかです。




とにかく、夫婦共に「体力」が十分に備わっている状況でないと、このと海外キャリアの共働きを回していくことはなかなかハードルがあるように感じるわけです。



ムリをするか? 働き方を変えるか?のジレンマ

働き方を変えれば、「体力」問題は解決するものの・・・自己矛盾




それであれば、「東京で完結するような、海外対応などがない仕事に変わればいいじゃない?」ということも言われそうですが、これまで海外畑で育ってきた身分として、グローバルなやり取りもなく、出張もない仕事が、やや面白さという点で見劣りすると感じてしまうように感じるのです。




仮に転職を検討したとしても、語学、適応力なども含め、海外とのやり取りに強いということが自身のアピールポイントにも関わらず、それを活かせないというのは、自己矛盾感も残ります




その意味では、如何に、海外とのやり取りが好きだという、自身の興味を充足させながら、自身の強みを活かしながら、上手く「加齢」と付き合っていくかということに、やはり課題は落ち着いてしまうように感じるのです。


自身の「裁量」の持ち方により、負担と軽減できる場合も




ただ、年齢と共に役職が変わり、出張や働き方のスタイルも変わっていくことでしょう。




自分自身に裁量が持てる立場であれば、出張日程も負荷が少ないように自由に組め、会議の時間も自身の都合に合わせられるという状況だと思います。



しかし、どれだけ裁量が持てる立場であったとしても、緊急時、トラブルの対応など、こちらの状況に合わせることが出来ない場合もあるわけですが・・・。


リモートの時代、でも、海外事業でのFace to face やり取りは残る




昨今のコロナ情勢を受け、海外出張もほぼ皆無となっており、現在、この課題は顕在化しないことでしょう。しかし、この異常事態が落ち着けば、また徐々に元の働き方に戻っていくと予想されます。



もちろんリモート、テレビ会議で済ませてしまうというシーンはこれまでよりは増えるかもしれません。




しかし、新しい事業を興す、トラブルを解決する、リレーションを強化するなど、Face to faceぼコミュニケーションが求められるシーンは決してなくならないと思います。


こうしたら解決!という明確な答えはない。生き方の問題に



無理がたたり体を壊してしまっては、目も当てられません。



しかし、ある程度、無理をしないと、その面白みも、仕事の楽しさも得られにくいというのが海外キャリア。



そんなジレンマの中、何を優先として働くか?!生き方が問われているように感じます。


この記事を書いた人
155naicai

▶︎ 女性のキャリア・生き方を考えるマガジン Wherever we are の管理人 ▶︎ 中国留学→総合商社→東南アジア20代駐在→月イチ海外出張・海外旅行→ワーママ→アメリカ帯同&起業&海外onlineMBA ▶︎ 自身の海外経験から学んだ価値観も踏まえながら、キャリア・生き方・働き方など情報を発信中

155naicaiをフォローする
Career女性キャリア
155naicaiをフォローする
Wherever we are
タイトルとURLをコピーしました