夫の転勤、妻の仕事…。妻の転勤、夫の仕事…。総合職夫婦の今後のキャリア論

Career




女性の社会進出、女性の活躍、そういった文脈で語られるキャリアのイメージの多くは、企業の総合職としてラインで働くということだったかもしれません。



そして、そういった多くのキャリア系総合職女子が選ぶ結婚相手、これもまた第一線で活躍する総合職男子だったりします。



いわゆる、総合職どうしの結婚




このことが意味するところについて、今回考えてみたいと思います。


総合職という職種・・・夫婦それぞれ転勤とどう付き合っていくか?




日本企業の総合職という職種。これはグロービススタンダードでいうと極めて特殊な位置づけです。


企業の基幹職として、役割は問わず、転勤も問わない。



総合職として働くということは、極端な言い方をすれば、数か月後、どの国で、どんな仕事をしているかはわからないよ!ということなのかもしれません。



都内で共働きをしていると、それがあたかもスタンダードの状態だと錯覚しがちですが、総合職の夫婦が、日本の東京で、二人同時期にそろってダブルインカムをエンジョイできる期間というのは、実は、短いのかもしれません。



必ず転勤が人生どこかのタイミングである、そういう「変化」を持ちながら働くことを迫られているのが総合職ということなのでしょう。


総合職夫婦のキャリアプランは、そう簡単ではない




夫婦そろって総合職の場合、「キャリアプランを明確にしましょう・・・」と言われても・・・。



自分自身のキャリアを描くことの難しさに加えて、パートナーのキャリアを描く難しさ、そして二つを合わせて家族としての形、ライフスタイルをきちんと保っていくということは、そんなシンプルな話ではないということです。



総合職夫婦として、長い会社員人生を続けていれば、必ず選択を迫られる局面があるかと思います。



自身のキャリアプランを優先するのか?



パートナーのキャリアを優先するのか?



はたまた、プランなどなく、その場その場でベストな選択をしていくのか?



もしくは、将来の変化を見越していずれかの働き方を変えてみるのか?



総合職として働き、主人もまた総合職として働く中で、結婚しました。今振り返ると、お互いに総合職として結婚することが、どういう意味を持ち、どういう人生設計になっていくのか、このことを結婚前にイメージできていたか?というと、答えは1mmもイメージできていなかったという言い方が正しいかと思います(笑)



だからこそ、総合職夫婦のキャリア選択肢について、あらためて考えてみます


総合職夫婦のキャリア道【1】出たとこ勝負、走れるところまで走ってみる




パートナーの転勤か?自分の転勤か?そして、いつ頃か?どこの国か?考えだしても答えがないのがこの問題。



だからこそ、今の現状でベストを尽くし、その転勤という辞令が出たら、ベストな方法を考えましょうというやり方です。



一方で、転勤辞令により急激な変化を求められるわけですから、その変化へ物理的、精神的な対応力は相当必要となることかと思います。


我が家の事例、結論を先送り・・・悪いことではない




余談ですが、実は、かつて我が家はこのタイプでした。



東京での共働きを4年続け、あと数年したらどちらか駐在かな?という雰囲気は頭では理解しながらも、心のどこかで、まだまだ東京での生活は続く・・・そんな風に考えている節がありました。



悪く言えば、結論を先送りしていたわけですね・・・(笑)。



しかし、ポジティブにとらえると、人生どうなるかわからない中、とりあえずその状況になって考えてみるしかなかったかなとも思います。



この思考があったからこそ、目の前の自身の仕事にブレーキを踏むことなく全力を投じれたように感じますし、だからこそ仕事での成果が得られたことは事実です。



マミートラックに陥らないようにすることと同じ様に、パートナーの転勤を恐れるあまり、事前にブレーキを踏まない、これまた一つ大事なことのように感じます。


総合職夫婦のキャリア道【2】単身赴任を受け入れるという覚悟をする




「家族は一緒の方がよい」、多くの方はそう思われると思いますが、現実的には、この単身赴任の方法をとっているご家庭も多いのではないでしょうか。



夫が海外駐在の場合は、単身で赴任し、国内に妻と子供が残りキャリアを継続させるケースが多く、逆に妻が海外赴任の場合は、子連れで赴任し、夫が国内でキャリアを継続するケースを良く聞きます。



この「単身赴任を受け入れる」という合意形成が夫婦の中でできれば、総合職であろうとも、お互いに気兼ねせずに、ご自身のキャリアを常に中心においてキャリアを組み立てることが可能であるということです。



しかし、一方で、問題はそんなにシンプルではありません。



子供を持ちたいと考えている夫婦の場合、ではいつ妊娠・出産を組み入れるのか?



子供がいた場合は、単身赴任期間のワンオペをどのように乗り越えるのか?



また、長期にわたり家族が離れ離れになることによる子女への影響など、キャリアの継続という観点以外の新たな悩みが尽きないのがこの単身赴任という選択かもしれません。


総合職夫婦のキャリア道【3】パートナーの転勤を前提として、一方が仕事を変える




総合職として転勤がある前提を受け入れ、どちらかの仕事を見直してみるということも取り得る手段かもしれません。



ITツールの発達と共に、フリーランス、起業など、場所にとらわれずとも稼ぐことができるようになってきた時代です。



もしくは、(海外)転勤先の現地でも、職を見つけやすいと予測される分野でキャリア構築を試みるということも選択肢となり得るかとも思います。



つまり、パートナーが転勤に伴って、自身の働く場所は変わるものの、キャリアは継続性が保つことができるということですね。



夫婦どちらかのキャリア形成は大きく変わることとなりますが、「事前に」転勤対策をしているわけですから、「変化への耐性」を強く維持できるようにも感じます。



総合職夫婦のキャリア道【4】夫婦そろって転勤リスクを取らない




夫婦そろって、地域総合職など、転勤がない職種に転換する。



同じ総合職でも、全く国内外転勤がない外資系などの仕事へ、夫婦そろって転職する。



もしくは、夫婦それぞれが、起業・自営業など自分で働く場所を決めれるという立場になることもできます。



とにかく、転勤を人生プランの中から除外してしまうということです。転勤リスクを完全に排除できるわけですから、夫婦そろって思う存分、ご夫婦の好きな場所で共働き生活を維持することができます。



転勤リスクがゼロですから、転勤に伴う一時的な年収減などの心配もなく、一番ダブルインカムを継続して続けやすい方法かもしれません

夫の転勤、妻の仕事…。妻の転勤、夫の仕事…。正解は?!




たった十年ほど前までは、夫が転勤となったとしても、専業主婦の妻も含めた家族が居住空間を異国の地に移すだけ、というシンプルな構造でしたが、現在は違います。



夫婦それぞれのパートナーにキャリアがあり、お互いのキャリアを尊重しながらも、家族としての形を築いていかないといけないということです。



それは日本企業の総合職という働き方をする以上、夫婦で、そして家族で、転勤とどうやって向き合っていくかということかもしれません。



その事実にはじめて向き合っているのが、総合職として入社しキャリアを築いてきた現在30代、40代前半の世代ではないでしょうか。



そして、この転勤問題は、一度のみならず、総合職として働き続ける限りつきまとってくる問題でもあります。多くの駐在員が、1度駐在を経験すると2度目、3度目と声がかかることが多いのも事実で、総合職夫婦は、常にこの課題と向き合っていくことが求められているわけです。



『転勤がある前提の職種を持つパートナーと一緒に、どの様なキャリアを構築していくのが良いのか。』



私自身も総合職夫婦として、夫婦でキャリアを考える上で、この課題と向き合っており、そして現在でも答えが出ているわけではありません。



自身のキャリアを変化させるのが正しいのか・・・?、もしくはパートナーにその変化を求めるのが正しいのか・・・?。総合職夫婦の皆さん、皆さんのご夫婦はどんな会話をされていますか。



この記事を書いた人
155naicai

▶︎ 女性のキャリア・生き方を考えるマガジン Wherever we are の管理人 ▶︎ 中国留学→総合商社→東南アジア20代駐在→月イチ海外出張・海外旅行→ワーママ→アメリカ帯同&起業&海外onlineMBA ▶︎ 自身の海外経験から学んだ価値観も踏まえながら、キャリア・生き方・働き方など情報を発信中

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