共働きをするにあたって仕事、家事育児に忙しく、毎日疲れ切ってしまっている。仕事でも、子供の関係でも妥協ばかりしている。無理がたたって体に不調を感じてしまう。
忙しい毎日を送る中で、今、理想のワークライフバランスが保てている!と言い切れる人はほんの一握りなのではないでしょうか。
皆さん、どこかにひずみがあったり、無理があったり、ガマンがあったりかと思います。
でも、それをそのままにして置くと、事態は一向に改善せずストレスを抱えた生活を続けるばかりです。
では、どうしたらいいのか?
共働きをスムーズにするプロセス、自転車の練習と同じ
理想の生活スタイルを実現することは、子供の頃に自転車を乗ることを練習した時と同じような感覚だと思います。
最初はふらふらとしてすぐにバタンとしてしまう、でも、少しづつ自転車をコントロールできるスキルが上がってきて、良いバランスが取れてくるようになると、多少の凸凹があったとしてもまた立ち直れるように思うわけです。
出産後、育休あけ、はじめての子育てしながらの夫婦共働きは予想外の連続です。
しかし、少しづつ自転車を乗るのが上手くなるように、共働きをスムーズに運営するスキルもレベルアップします。
理想のワークライフバランスを実現するにはコツがある
しかし、より早く適切なバランスを実現する方法は、少しコツがあるように思います。つまり自転車に早く乗れるようになるには、コツがあるのと同じことです。
周囲を見渡しても、何年共働きをしても未だワークライフバランスの不均衡で悩んでいるケースは見受けられますし、0歳児育児をしながらでも、上手く立ち回っている夫婦もいるわけです。
後、何十年もこのアンバランスを続けていくことは本意ではないですよね。そして不均衡の状態が長く続くことは、より改善を難しくするようにも思います。
ですから、早く、今すぐにでも、理想のワークライフバランスを実現するための行動をとっていただきたいわけです。
今回は、一刻も早くそのバランスを改善するためのステップを紹介します。
理想のワークライフバランスを実現するステップ① 理想を明確に
いまの仕事と家庭のバランス、もっというとあなたの生活のバランスはどこが不均衡に感じるのか?、そしてどういう状態であれば上手くバランスが取れていると感じられるのかということを明確にすることかと思います。
つまり、今の生活よりも、後ちょっとどのような状態ならば、あなたはよりハッピーなのか?ということです。
例えば、
「もっと子供との時間が持てるように、夕食の時間を大事にしたい。」
「あと、1時間余分に寝たい。」
「もっと運動をしたい、もっと勉強をしたい。」など・・・
そして、その希望の先に、どうしてそれがそれが重要だと思うのか?についても明確にして下さい。
つまり「〇〇を勉強をしたい」の先には、「将来的にこういうキャリア上のメリットがあるから。」など、より上位の概念で考えてみると、そのことが今できていない状況というのは実は非常に危険な状況かもしれないということです。
自分で自分のお尻を叩いてみるわけですね。
理想のワークライフバランスを実現するステップ② 現状を知る
「なんとなく忙しい、何かに追われている気持ちがする」「忙しいと思っていたら一日があっという間に終わってしまった」こういう方結構多いのではないかと思います。
私自身も、ワーママを始めた頃、とにかく忙しいと感じるものの、なぜそれがこうも忙しいのか?忙しく感じるのか?ということがちっとも理解できていなかったと思います。
仕事も同じかと思いますが、時間の使い方、配分の仕方、その現状認識がわからなければ、そもそも改善のしようがありません。
ですから、自分の24時間がどのように使われているのか。これをまず可視化してください。どのように時間が使われているのか、紙(パソコンに)に書くわけです。
実は、見えない所で隙間時間は結構あるのではないでしょうか?1日30分程度であれば、さほど負荷なく捻出できるハズです。
可視化の効果とは・・・現状の生活から無駄が見えてくる
自分の時間の使い方が見える化されると、必ず思わぬ発見があるはずです。
「あ、寝落ちさえしなければ後2時間自由になる時間が手に入るな。」
「ランチしている時間、これを勉強・読書にあてられないだろうか。」
「さて、このNetflix でドラマを見ている時間は本当に必要だろうか?」
「本当に飲み会に参加する必要があるだろうか。」
ちょっとした工夫で削ることができそうな時間はいくらでもあるのではないでしょうか。
何が改善すればより自身の理想な状況につなげられるかということがわかるということです。
この時、「これって無駄だよな。」と感じられるもの、それこそあなたの人生にとって、あなたの理想のワークライフバランスを実現するにあたって無駄な事なわけです。
そのバランスに貢献しないこと、無駄なこと、なくても困らないことを除いていき、その時間をご自身にとって有意義なものに変化させていくということです。
例え30分でも、捻出されればこれだけで年間170時間ですよ!
理想のワークライフバランスを実現するステップ③ 断る選択肢をもつ
断るという選択肢を持つことをおススメします。
「お付き合いでしかたなく・・・」「ついつい頼まれたからしょうがなく・・・」と言った部類の、自分の仕事での評価などと関係のない小さなお願いごとやお誘いごと、これらはあなたの時間を奪うというコトに他なりません。
本気でご自身のワークライフバランスを乱すもの、あなたの貴重な時間を守るため、時に心を強くして「NO.いう選択肢」をもつということは本当に重要な事なのです。
例えば、それほど親しくない同僚の送別会、30人が参加する送別会に参加する意義がどれほどありますか?例え、あなたが参加していなくても、問題ないことのほうが殆どではないでしょうか。
一人参加者が減ったからと言って誰も気づかないわけです。
あなたのワークライフバランスの最適化を目指して、その様な送別会に参加するなら、自分のやるべきことに時間を割いた方がよいではないですか。
断っていいものか?判断に迷ったときは、想定されるシナリオを想像する
もしも迷ったときは、それを断る事で想定されることを想像してみることも良いかもしれません。
あからさまに会社での評価が悪くなる、友人との関係に亀裂が入るなどあれば別ですが、 いやいやながらやることに対して、やらないことが引き起こす結果は?と言われれば、多くの場合それほど深刻な状況は引き起こさないであろうという種類のものが多いかと思います。
理想のバランスを実現するために、足かせとなることがあればそれは断れば言い訳です。
そういう選択肢を自分に与えてあげることが大事です。
理想のワークライフバランスを実現するステップ④ 周囲の協力を得る
そして、最後に周囲にも協力を仰ぐということかと思います。
ご自身のワークライフバランスの最適化を図る為に、基本的に一人で物事が解決するケースの方が圧倒的に少ないのではないでしょうか。
多くの場合は、パートナーに、会社のメンバーに、子供に協力を仰ぐというステップが必要となることの方が多いかと思います。
急なミーティングに参加するのであれば、あなたには30分しか時間がないことをちゃんと伝えておくべきですし、一杯だけ飲みに行くといったパートナーには、きちんと一杯で帰ってきてもらうことが大事なわけです。
エンドタイムをきちんと明確にして、それ以上できないというコトをあらかじめきちんと相手に伝えておく。
お尻の時間は自分で引くということを実現するために、日ごろから、自分がコントロールできる立場や人間関係を築く努力をしておくということかとと思います。
自分の時間に対して、オーナーシップを自分で持ちましょう。
理想のワークライフバランスを実現するステップ まとめ
このように適切なステップを踏んでいけば、共働きをスムーズに運営するスキルもスムーズに身に着けることができるのです。
アクションを起こすなら早ければ早いほどいい。今日から、今から、ステップ①理想を明確にしてくださいね。