「海外駐在」と「独身女性」 婚活・結婚をどうするか 失敗しないための心構え

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以前、海外駐在員としてキャリアを築きたいと思った女性が、結婚、出産と駐在期間がバッティングし、一筋縄ではいかない状況があることを書かせていただきました。



実際に、20代半ばの後輩女性から「海外駐在したい。一方、現在彼氏はいないけれども将来的に結婚もしたい、その場合婚期を逃すのではないか心配だ。」というような相談を受けたことがあります。


1回目の駐在になるような年齢が入社5~7年目くらいと想定すれば、そこから駐在期間3年、27歳から33歳くらいまでがターゲットとなると考えれば、海外駐在期間は、まさに結婚相手を探す時期とドンピシャとなります。


この年齢が、最も結婚相手を見つけやすい時期であるとすれば、その時期に日本の婚活市場に参戦できないのことは、不利なるのではないかと心配すること、非常に理解できます。


実際、駐在を経て帰国した私や周囲友人の肌感覚の経験からしても、帰国後の婚活マーケットでの女性としてのValue downは避けられないように感じました。むしろ他人の評価それ以上に、自分の心もちとしても、金曜日に着飾って合コンに行っていた駐在前の自分は、どうやらもう過去のものだなと感じたものです(笑)。


まだまだ年齢が1歳でも若ければ有利になるような古い日本ですから、3~5年後の自分の年齢を考えた時、先の後輩女性のように自分の市場価値を心配してしまうことは、当たり前かもしれません。


しかし、年齢だけでなく、戦いにくくなる理由は他にもあるように感じます・・・。


帰国後、婚活市場で戦いにくくなる理由は、「年齢」以外にも!?

海外駐在、女性磨きが不足・そして男性ウケを意識しないマインド醸成



日本にいれば、日々メイクの情報や流行りのスタイルなどの情報がいやでも目に入り、意識しないでも流行りをアップデートできていく環境というのが日本です。しかし、海外に行けばよりカジュアルな服装も許されるという環境が多く、たとえオフィス勤めだとしても割と「ゆるい」服装が認められてしまいます。


私自身も、駐在から帰国し、降り立った羽田空港で、他の日本人女性と比較し、自分自身の磨きのかかっていない姿に大いに反省したものです(笑)。


そして、海外生活が長くなると、男性として期待される・ウケがいい服装を着ようというモチベーションが限りなく減退するように感じます。


背景には、他人に期待される「誰か」になろうというよりも、自分としての「幸せ」「思考」「好み」を尊重するような個の世界観が強くなるからだと思うのですが、これが必ずしも日本の婚活という戦場にとって有利か不利かという観点からすると、後者なのではないかと感じてしまうのです。

元・海外駐在員女性との結婚、暖かい家庭像をイメージしにくい!?



駐在員というステイタス、男性ですら望んでもなれない中、若くしてそのチャンスをつかみとった女性として、ビジネスシーンでは、尊敬の念をもって一目置かれるわけですが、結婚相手として見られやすいかというと「・・・」。


グローバルに転勤の可能性がある職業、そして、所謂ハードワーク系の業界勤めも多い
でしょう。そういった女性との共働き、家庭を作るということを考えた時に、「現実的に暖かい家庭って難しそうじゃない・・・!?」っと、尻込みしてしまう男性は多いように感じます


これは「駐在した女性は、学歴や年収が高いからイヤ」だという種類のものでなく、男性側からすると「個人として自立しすぎていて、自分の結婚相手としてはフィールドが違いすぎる」というような、身近に感じられないから選ばれにくいということのように感じます。


そして、周囲に、そういったカップル事例や夫婦事例を見る機会が圧倒的に少ない為、男性にとって「自分事」として捉えることができないのではないでしょうか。

海外駐在経験を積んで、自分の目が肥えてしまう



婚活市場での戦闘力とは異なりますが、マッチングのしにくさという意味では、女性自身にも変化があります。


海外駐在を経験した結果、知り合う男性もハイレベルになる、レストランやホテルもグレードが上がることに慣れてしまう。20代、まだ色々なものが新鮮に見える年齢で、海外での経験を積んだ上で日本に帰国すると、どことなくすべてが物足りなく、そして、色褪せて見えてしまうこともあるかもしれません。


それはライフスタイルのみならず、男性を選ぶという観点からもそのように感じます


つまり、ちょっとした配慮や気遣い、スマートな立ち振る舞いなど、男性へ求めるレベル感が上がってしまうということなのかもしれません。

婚活の機会は海外駐在後まで待つ必要ナシ、駐在中こそチャンス



しかし、この傾向は駐在からの帰国後に日本での婚活を想定するからこそ、戦いにくいということであり、むしろ視点を「駐在中」とすると見える景色は変わってきます


そこで、おすすめしたいのは、赴任先での結婚相手の調達です。駐在という、自身のキャリアを優先しながらも、結婚もあきらめたくないという欲張りな方法ですが、実は非常に理にかなっており、効率的な方法です。

海外駐在コミュニティ 自然な出会いの機会が多い



日本人コミュニティが形成されるような国・地区であれば、そもそも出会いの数が多いということ。


日本で、他業界・他社の人に気軽に声をかけるということは難しいですが、駐在先ではこの距離間が非常に近くなります。


異業種交流会、世代別の交流会、趣味のサークルなど、参加することが日本に比べて極めてハードルが低く、自然な形で出会いの場が溢れているということかと思います。

海外駐在員女性は少数派、競争相手がほぼいない



日本人駐在員女性の数はまだまだ少ない現状。現地採用の女性などが比較的に多い国だとしても、依然、男性の方が圧倒的に比率が高い、有利な状況の中で競争することができる状況です。


交流会に参加し、紅一点だったというような経験、まだまだ多くの駐在女性がしているのではないでしょうか。

「ガンガン働いている女性=標準モデル化」する現象



集まる女性、どの女性を見てもハイスペックです。仮にまだ日本では「下方婚(男性が自分よりも学歴・年収が低い女性を選ぶ傾向)」を望む傾向があるとすれば、そういった下方婚スコープの外で勝負ができるのがまさに駐在先ではないでしょうか。


男性の目の前に存在する女性は、何れも例外なく、学歴がよく年収が高い、そういった条件が同じ中でのマッチングとなるため、年収や学歴それ「以外」の要素が判断基準となります


もっと言うと日本では、「共働きを望むけど、奥さんとなる人には家事育児はメインでやってもらって、ゆるく働いてほしい」という男性は少なからずいますが、日本で、相対的なゆるいキャリア系女子を選んでいたような男性も、知らず知らずのうちに心境が変化します。


なぜなら、今目の前にいる日本人女性は皆ハードワークしている女性しかおらず、それが絶対的な基準なわけです。つまり、この男性側の感覚の変化を、上手く利用できるのが駐在先での婚活であり、結果的にバリキャリ系も候補に入るという現象起こっているように思います。


さて、駐在員男性を少し観察してみると、これまた面白い示唆があります。つまり、駐在員(男)+駐在員(女)のカップルに、帰国後待ち構えるのはハードワーク系の共働き生活なのですが、そのハードさに対して「リアル」にイメージできている男性はほぼ見たことがありません。どの男性を見ても、目の前に存在する女性たちを比較して選択しています。


選択肢がないってすごいですよね(笑)。

家族っていいよねというイメージがしやすい



一人独身ステイタスで海外駐在に来る男性、周囲で週末に家族そろってキャンプ、レジャー、旅行を楽しむ姿を見ることは、「やっぱり家族っていいな」と感じる機会が多いようです。


一人で遊べる娯楽が溢れる日本と比較し、一人の海外生活はなかなかハードなもの、男性にとっても誰か一緒に人生を歩むパートナーがいたら・・・と感じる瞬間は多いように聞きます。


そして、婚期を逃しながら駐在している(かもしれない)という焦りは男性も同じ。結婚を身近に、そして結婚をしたいというモチベーションが高まっているのが駐在先と言えるかもしれません。

海外駐在・海外生活、修羅場を共有することから結束力が強くなる



日本という慣れた土地でトラブルのない生活から一遍、海外駐在では、新しい仕事、新しい人間関係、新しい文化、新しい言語etc.ハードルが高くなることは確かです。


そんな中でストレスを抱えてしまう人も多いわけですが、海外生活を楽しく乗り越えるパートナーがいれば、その結束力はより高まるように思います。


パートナーに、物理的・精神的に助けてもらうシーンが多くあり、逆に自分が、助けてあげるシーンも自然と増えるように思います。そのような環境が自然とあることが、カップルの一体感、結束力を自然と高める仕組みがあるように感じています。

結論、「海外駐在」・「結婚/婚活」トレードオフでない



結論、一番申し上げたいことは、結婚や婚活を考えた時に、海外駐在というキャリアは必ずしもマイナスにはならないということです。むしろ、結婚や婚活をしたいということであれば、積極的に海外駐在に手を上げるべきということかもしれません(笑)。


女性は、「Aを選択したらBを手放さなくてはいけない」という思考になりがちかと思いますが、「海外駐在」・「結婚/婚活」はそのトレードオフの関係になく、両立できるものだということです。


是非、海外駐在をキャリア・プライベートのチャンスととらえ、飛び込んでください!

この記事を書いた人
155naicai

▶︎ 女性のキャリア・生き方を考えるマガジン Wherever we are の管理人 ▶︎ ちょっと前までバリキャリ商社ウーマンでワーママ。2019年に起業、現在はアメリカ在住 ▶︎ 自身の東南アジア駐在、中国留学、アメリカ生活などの海外経験に基づき、海外経験から学んだ価値観も踏まえながら、キャリア・生き方・働き方など情報を発信中

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