海外で働きたい人へ 学生のうちにやっておくべき4つのコト

キャリア



「海外で将来働きたいと思っています、どうしたらいいですか?どういう経験を積んでおくべきですか?」というような質問、海外在住者や駐在員にとって、この答えは本当に様々であり、おそらくそれぞれの経験から「こうしておいた方がよい」という強い思いを一つや二つ持っているようにも感じます。


今回、私が高校生や大学生に質問されたときに答えている趣旨を、記載させていただきました。将来お子さんに、海外経験を積ませたいと思っているご両親世代にも読んでいただければと思います。

将来、海外で働きたい人へアドバイス①とにかく海外での生活経験をはやく積んでおく



海外で生活するという経験値を積んでほしいと思います。その積み方は何でもよく、留学、ワーキングホリデー、海外インターン、バックパッカーetc.、ご自身の嗜好やかけれるコストを鑑み決めていただければと思うのですが、とにかく海外で生活してみるという経験が大事に思います。


なぜなら、日本のドメスティックで育った環境の人にとって、「海外生活とは?」ということをリアリティをもって感じることがまず大切だと思うのです。


当たり前ですが、「海外で働く」という思いをの実現するには、同時に海外で生活するということが基礎となります。「働くこと」依然に土台となる「生活する」ということを経験する。仮に、この生活自体に、ものすごくハードルを感じるということであれば、もしかしたら海外で働くことは向いていないのかもしれません(むしろその事実を若い頃に知れたということも収穫です)。


将来、更に一歩進んで「働く」というフェーズになる前に、海外の環境へ自分が対峙できるような基礎力を磨く期間と考えていただければと思います。

将来、海外で働きたい人へアドバイス②海外生活を通じて「対応力」を磨く



では、海外生活から何を学んでほしいかというと、それは「対応力」です。海外で生活する場合、必ずしも自分が予期・想定するようにスムーズにコトが進むとは限りません。非常にシステマティックに発展した日本の社会システムに慣れていると、海外では、上手くいかないこと、思い通りにならないことなど日常茶飯事です。


チケットをブックする、公共交通機関を乗りこなす、役所に問い合わせをする、レストランで食事する、こういった日本の生活ではストレスなしにできるあたり前のことが、海外では上手くいかないこともあるということです。むしろ国によっては、上手くいかないことが当たり前かもしれません。


そのようなちょっとしたトラブルは、多くの場合、言語ができれば解決するという趣旨のものでなく、海外で生活するとはそういうものだということです。


そしてこれらトラブルは、将来、海外で働いていても発生します。仕事で海外に来ているのに、そういった日々の生活でのトラブルに苦しんでいては、一向に仕事で成果を出すこことは難しいように思うのです。


ですから、その練習をする機会と思って、「対応力」を磨く経験を積んでほしいと思います。


海外で働く「対応力」を磨くには、「場数」が大事



海外生活において乗り越える力をどう磨くかと言われれば、「場数」がモノをいうことは確かです。様々なトラブルや想定外に遭遇しながらも、如何に物事を、自分の思い通りに修正していくか。異国の人にその必要性を理解してもらい、動いてもらい、助けてもらうか。それこそリアルな異文化コミュニケーションです。


そういう生きていくための経験値は、日本で机に向かいながら勉強をしていては身につかないわけです。そうした経験を通じて「対応力」をトレーニングできれば、大変な状況になっても過度に恐れたり、イライラしたりすることなく、よいメンタリティをもって生活・仕事をする基礎力を鍛えることができるというわけです。


簡単に言えば、「打たれ強くなってください」ということです。

東南アジア駐在を通じて感じたこと



これは海外駐在を経験して思ったことですが、駐在員として(もしくは現地で働く日本人として)、この人は信頼できると思ってもらえるかは、極端に言えば海外生活での立ち振る舞いの積みかさねのようにも思います。


仕事ができる人なのかどうか、それは一緒に仕事をしている人からしかわかりません。しかし、仕事ができそうかどうか?というジャッジメントは駐在員として日々されるわけです。


そのジャッジメントの情報源は、主に生活上の立ち振る舞いの積みかさねです。つまり、滞りなく現地スタッフ・ドライバー・メイドなどを使いこなし、レストランなどでもローカルとの会話を楽しみながらスマートにオーダーできるか。


そういったちょっとした所作の積みかさねの上に、駐在員としての信頼感が構築されるということです。こういった所作を身に着けるには、経験を積むしかないわけです。

「対応力」を磨くには、学生時代の方がはるかに有利



この経験値を積むことは、学生時代の方がはるかに有利だと思います。なぜなら、「まだその修羅場を楽しむ余裕があるから」です。仕事となれば、金銭が絡み、利害関係があり、自分の評価があり、小さなトラブルでさえかなりプレッシャーに感じることでしょう。


海外駐在員として働くのであれば、まさに赴任直後のDay1から、結果を求められる立場になります。追い詰められるシチュエーションも留学などの比ではないのです。


しかし、学生時代のトラブルはそれらのプレッシャーやストレスから離れた所で経験できます。もちろん、渦中にいる学生本人としては、それどころではないかもしれませんが、とはいえ時間的に、精神的にまだ余裕のある学生だからこそ、それらの試練のトレーニングを余裕をもって自身の中で受け入れ、消化していくことができると考えます。

中国留学で鍛えられたメンタリティ



私自身、学生時代に中国へ留学したことは本当に良い「対応力」を磨く経験になったと思っています。15年前、経済発展も途上にある中国、まだ誰も化粧やお洒落をしていないような中国、田舎にいけば人民服のおじちゃんがまだ居る環境、上手くいかないことばかりで、当時は相当ストレスを抱えていました。


しかし、結果的にそういった経験の一つ一つが、「問題があっても動じない姿勢」、「何とかなると思えるマインド」、「トラブルを楽しんでしまおうとさえ思える余裕」、そういったメンタリティを鍛えるに相当貢献していることは間違えなさそうです。

将来、海外で働きたい人へアドバイス③海外経験を通じ、結果的に、言語が磨かれることを目指す

言語の習得が先ではないということ、語学力を理由に先延ばししない



よく勘違いされがちだと私が感じるのは、けして言語の習得が先ではないということです。前述の通り、様々な海外経験の場数を積んでいくことで、海外生活においての経験値が太い筋肉となってくれることはもちろん、英語をはじめとする語学力も「結果的に」鍛えられるということです。


もちろん、中学校レベルの基礎英語力は国内で勉強した方が効率が良いかもしれませんが、少なくとも中級(例えば、TOECI600点くらい)を超えてからは、言語を使って生活する、学ぶ、経験を積むその先に「結果的に」言語力が伸びるということを目指すべきだということです。


言語の学習には終わりがありません。上を目指せはキリがなく、そして自分自身でも自信が持てるレベルが訪れるかわからないわけです。ですから、ある程度、言語を習得してから海外に行きたいということは、実際は「予定を先延ばし」にしていることとあまり変わりがないと思うのです。

机で勉強した語学力は、あまり役に立たない



そして、机で勉強した言語力は結局はあまり使い物にならないとも感じています。


所詮、言語は言語です。トラブルなどの予期せぬ経験から学ぶ立ち回り、交渉力、駆け引き、そういった人間関係のやり取りからくる押し引きを含めた言語力は、TOEIC/TOEFL/英検などのテスト勉強からでは身につかないということです(だからといって、勉強しなくてよいというわけではありませんが・・・(笑))。


海外で働く基礎となる語学力も、経験からでしか学べないのです。

将来、海外で働きたい人へアドバイス④海外で働く日本人の話を聞き、海外で働くイメージを広げる



これぞ海外にいるメリットだと思うのですが、海外にいる日本人駐在員、現地在住の日本人の話しをたくさん聞いてください。そして、「海外で働くとは?」という漠然とした自分のイメージを、少しでもリアリティを持てるように感じて下さい。


日本では、いきなり仕事の話を聞かせて下さいといってもなかなか相手にしてもらえませんが、海外だからこそ、同郷の若者に自分の経験を話してあげてもいいという心広い日本人の先輩も多いと思います。


留学、ワーホリ、バックパッカー、あまり仕事とは縁遠い経験中と思いがちですが、少しでも自分のキャリアにつながることを、海外在住というステイタスをテイクチャンスして活かしてほしいと考えます。

学生時代はあっという間、チャレンジするのは本当に今しかない



この記事を読んでくださった「将来、海外で働きたいと思っているあなた」ぜひ、その目標・夢の為、ぜひアクションをとってほしいとお願いしたいです。先送りにしていては、あっという間に学生生活は終わります。


社会人になってもチャレンジはできます。しかし、リスク低くチャレンジし、失敗がいくらでも許されるのが学生の特権だと思っています。スモールステップでも構いません、アクションするということをとにかく大事にしてください!


この記事を書いた人
155naicai

▶︎ 女性のキャリア・生き方を考えるマガジン Wherever we are の管理人 ▶︎ ちょっと前までバリキャリ商社ウーマンでワーママ。2019年に起業、現在はアメリカ在住 ▶︎ 自身の東南アジア駐在、中国留学、アメリカ生活などの海外経験に基づき、海外経験から学んだ価値観も踏まえながら、キャリア・生き方・働き方など情報を発信中

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