東南アジア駐在とアメリカ駐在、その「働き方」を比べてみた

キャリア


私は4年ほど前、東南アジア(インドネシア)に駐在経験し、現在は、パートナーの転勤に伴ってアメリカ中西部に帯同しています。



先日その駐在におけるライフスタイルの魅力の違いを記事東南アジア駐在生活とアメリカ駐在生活を比べてみた にしましたが、今回は、東南アジア駐在時の経験と、アメリカ帯同生活から垣間見る現地駐在員の働き方を比べてみて、東南アジア・アメリカ両地域での「駐在員の働き方」についてです。

東南アジア駐在員・アメリカ駐在員 働き方はいずれも日本式!?

「昭和感」あふれる東南アジア駐在員の働き方!?



東南アジア駐在員生活は、やや「昭和感」が溢れます


働き方改革の推進により、労働時間の削減、フレキシブルな働き方、日本国内の働き方はここ数年で随分と改善しています。


一方、その働き方改革の波から取り残されているように感じるのが、東南アジアの駐在員。会食・ゴルフにと仕事とプライベートの境目が曖昧な文化は、まさに「昭和風」です(笑)。

フレキシブルな働き方先進国アメリカでも、、時差がネックか?!



一方、アメリカも、フレキシブルに働き、定時にきっちり帰宅する現地アメリカ人と比較して、日本人駐在員の働き方が、決してゆとりがあるようには感じません


日本と昼夜がほぼ逆になる時差から、労働時間は長くなりがちですし、広いアメリカ国土のおかげで、より広範囲のテリトリーを担当し、出張が多くなりがちな駐在員もいるでしょう。

東南アジア駐在員・アメリカ駐在員 働き方の違い

東南アジア・アメリカ駐在員:日本からの距離による働き方の違い



東南アジア、日本からの距離も近いため、出張者対応も増える傾向にあります。背景には、好調で勢いのある経済成長、ビジネスチャンスが拡大していることも背景として挙げられるかもしれません。


日本からわざわざ来てくれる出張は、日ごろできないface to faceのコミュニケーションをとる絶好の機会です。出張者が来れば、駐在員は、日中はアテンドや出張者とのミーティング、夜も「一人飯でお願いします!」とはならない為、食事や現地パートナーも含めた会食の機会も増えます


4年前、自身が駐在員だったころ、客先、パートナー、社内の出張者対応で、一人で自宅で食事をするという記憶が殆どありません。


その点、日本からの距離があり、経済も成熟し、オペレーション上トラブルも比較的少ないであろうアメリカは、そもそも毎週、毎週のように出張者がくるということも少ないように感じます。アメリカ国内である程度、商売やビジネスが完結できてしまうというのがアメリカなのかもしれませんね。

東南アジア・アメリカ駐在員:物価の違いからくる働き方の違い



東南アジアの出張者対応は「拘束時間が長い」こともあげられるのではないでしょうか。


物価が安いことを背景に、食事からのカラオケが一つのセットになっており、出張者もその一連のセットを「期待」しているということもあります。そうなると、ビジネスの立場上、本人は行きたくなくてもお連れする必要が出てくるのが駐在員なのかもしれませんね。


一方、アメリカ駐在、会食時の単価が高く、そして、出張者の夜への期待値がそもそも低いからか?、食事をしてサクッと終われる出張者対応のように感じます。その意味では、いらぬ夫婦間でのいざこざが少なくてすむのかもしれません(笑)。

東南アジア・アメリカ駐在員:気候の違いからくる働き方の違い



東南アジアでもアメリカでも、ゴルフは日本人駐在員にとって一般的な娯楽であり、価格も日本に比べてリーズナブルです。ゴルフを仕事とするかは賛否ありそうですが、とは言え、未だに逃げられない?逃げにくい?イベントであることは間違いなさそうです。


東南アジアの駐在員にとって、社内外コンペの参加は週末の行事でありますし、ツワモノだと土曜日・日曜日両方ゴルフという駐在員も結構いるのではないでしょうか。そして、東南アジアの年間を通じて暖かい気候は、ゴルフにうってつけであり、年間80回近くとプロ並みのラウンド数?!を回っている人もいたりします。


一方、国土は広く一概に言えないのですが、地域によっては冬は長く、アメリカはゴルフを楽しめるシーズンが限られている地域も多いように思います。


そして、「ゴルフ熱」も東南アジアに比べると、やや盛り上がりに欠けるように感じます。おそらく、大人が楽しめる娯楽がゴルフくらいしかない?東南アジアと比較して、ウィンタースポーツも含め、様々なスポーツのオプションがあり、またバーベキューなどファミリーも楽しめるイベントが比較的多いからかもしれません。

東南アジア・アメリカ駐在員:時差の違いからくる働き方の違い



東南アジア、日本との時差はわずか数時間。よって、日本の本社社員の就業時間に合わせて、現地駐在員も働くことができます
。これは本当に大きなメリットです。


一方アメリカ、日本とアメリカの稼働時間はほぼ昼夜逆転。よって、オフィスで働く通常の勤務時間以外にも、早朝・晩と日本と電話対応、テレビ会議などが設定されます。


深夜や早朝、自宅で働いているからと言って、オフィスワークが短くなるというわけでもなく、結果的に業務時間が長くなっている状態が恒常化しやすいのがアメリカのように思います。


東南アジアと比較し、出張者対応は少ない傾向にあるものの、いわゆる、わかりやすく働いている労働時間」としては長くなりがちかもしれません。

東南アジア駐在員・アメリカ駐在員 働き方は違うも労働時間は長い

駐在員の労働時間は長くなりがち、日本の社員としてできるマナーとは!?



一概にどちらが良い、どちらが悪いというものではありませんが、東南アジア駐在生活、アメリカ駐在生活いずれも、日本国内で働いているよりも労働時間は長くなりがちです。駐在員本人が、健康管理により気を配ることは言うまでもありません。


昨今の日本の働き方改革の推進により、そのしわ寄せが海外に来ているという話も聞いたりします。例えば、日本の業務時間でカバーできない仕事を安易に駐在員に振ったり、日本の営業時間に合わせてミーティングを組んだりと・・・。


電話ミーティングやテレビ会議を設定する時間については、本社都合に合わせるだけでなく、現地社員の稼働時間を思いやりながら設定するのが、駐在員に心優しい本社社員と言えるでしょう。


そして、日本からの出張者は、必要以上の出張者対応を望まないということも、出張者としてのマナーとして求められてくる時代かもしれません。

駐在員の働き方によって、帯同家族も影響を受ける



そして、駐在員本人のワーキングスタイルによって、帯同家族の休日も含めた過ごし方はとても大きく影響されるように思います。日本にいた時と比較して、より家族での時間が減ってしまったというようなケースもあるのではないでしょうか。


どこまでが仕事で、どこまでがプライベートかという境目が非常にあいまいになるのも駐在員であり、一概にこういう対応をすべきと言えないのが実態です。


しかし、せっかくの限られた駐在・帯同期間ですので、駐在員本人のみならず帯同家族も含めて心身共に健康で楽しい駐在・帯同生活をおくるべく、適切な働き方をマネージすることが駐在員としても求められているように思います。

この記事を書いた人
155naicai

▶︎ 女性のキャリア・生き方を考えるマガジン Wherever we are の管理人 ▶︎ ちょっと前までバリキャリ商社ウーマンでワーママ。2019年に起業、現在はアメリカ在住 ▶︎ 自身の東南アジア駐在、中国留学、アメリカ生活などの海外経験に基づき、海外経験から学んだ価値観も踏まえながら、キャリア・生き方・働き方など情報を発信中

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